「育」業
当地の周辺では、今日が終業式という学校も多かったようだ。 2学期の終業式と言えば、2005年のその日に起こった新潟大停電のことが忘れられない。 私は、その当時教頭だったが、たった一人で暗黒を味わっていたことが忘れられない。 そのときは、気を紛らわ…
「こども六法」を読んで、かつて現職のときに子どもたちにした話を思い出した。 いじめなど子ども間に起きるトラブルを、子どもなりに気をつける力をつけてほしいと願ってのものであった。 以下に、その話を再現してみる。 世の中には、してはいけないことを…
今日は、9月1日日曜日。 今は、8月下旬に夏休みを終えて学校がすでに始まっている所も多いことだろう。 でも、昔と変わらずに8月いっぱいまで夏休みとした学校は、明日9月2日の月曜日から再開となる。 今から8年前は、定年退職前最後の1年だった。 何…
ひと月余り前に、電子ピアノとお別れしたことをここに載せた。 さようなら、YP―10 - ON MY WAY 長年一緒に過ごした(?)、電子ピアノとお別れした。ここ10年ほどは、娘のリハビリ用に使っていた。指を動かすことは、脳の働きを活性化させるのによいという考…
まもなくあと1日で、2023年が終わる。 退職してから、世間との接点が少なくなっている(?)私だが、それでも素晴らしい人間性に触れる機会があったことをうれしく思っている。 なかでも、今年最大の出会いは5月に再会したKO君のことだ。 KO君は、とても立…
昨日、紙モノ整理についての本について書いた。 実は、紙モノ整理は、途中までは、やっていた。 なかなか捨てきれずにいた紙モノが、去年の夏、集中豪雨での出水によって濡れてしまったものがいろいろあったのだ。 夏の熱い陽射しで乾かしたりしたのだが、色…
3月、「天上のT君がいたずらして、K君に会わせてくれたのだろうか!?」という記事を書いたことがあった。 天上のT君がいたずらして、K君に会わせてくれたのだろうか!? - ON MY WAY 先日、新潟ハーフマラソンを走り終えてから、行きたいところがあった。…
今朝、2年前にかかわりのあった子が、その後もしっかり成長しているのがわかる情報があった。 何回かここで書いてきたが、「育」業を生業としてきた私にとって、最もうれしいのが、別れて以降しっかり今を生きているということがわかることである。 あの頃も…
かつての教え子、I氏たちの年齢は、43歳。 先月、今東京に住んでいるはずのI氏からメールが入った。 正月に地元でプチ同級会をするから来てくれないかというものだった。 行動制限がなくなったとはいえ、まだ感染症禍であることから悩んだが、めったにな…
そうか、今日12月10日は、「世界人権デー」か。 1948年12月10日に「世界人権宣言」が第3回国連総会で採択されたのを記念してできた日だという。 世界各国で人権にまつわる行事が行われるのだそうだ。 50年以上前の自分の少年時代に比べると、人権に対する意…
3か月前に、東京都が育児休業の新たな愛称を「育業(いくぎょう)」と決めた、というニュースがあった。 おいおい、なんで勝手にそんな名称にするんだよ、とちょっぴり腹が立った。 「育業」は、責任をもって育てるお仕事を指すのであって、お休みを指す言葉…
8月10日。 子どものころは、特別な日だったなあ。 何かというと、夏休み中の「全校登校日」だったのだ。 私の住んでいた地域では、毎年7月25日から8月31日までが夏休み。 だいたい38日間の夏休みだった。 だが、夏休み中でも学校に行かなくてはいけない日が…
T君。 電話ではあったが、彼と話したのは、何年ぶりだろうか。 たぶん、23,4年たっていると思う。 その時会ったのは、彼らが20代後半の時で、同級会だったはず。 その5年後くらいに、他のメンバーたちとは会う機会があったのだが、彼は来なかった。 彼をは…
先日、ここで書いた谷川俊太郎・小室等共著の「プロテストソング」(小室等のアルバムでは「プロテストソング2」)の中にあった詩で、「こどもとおとな」というものがあった。 こどもとおとな きみはこども ぼくはおとな きみはちいさい ぼくはおおきい で…
毎週水曜日は、娘のジョギング曜日。 毎回3kmのスロージョギング。 今日の午前中も、近くの運動公園へジョギングに出た。 グラウンドでは、サッカーの試合をしているのが分かった。 体格を見ると、よく見かける高校生ではない。 それよりもひと回り小さく…
1通のうれしいはがきが届いた。 中学生になりました。 はじめはきんちょうしながら学校に行っていましたが、今は学校にも慣れてきて、毎日楽しいです。 部活は陸上部に入り、高跳びや短距離をがんばっています。 部活で大変な時もあります。 特に、部長に長…
学級担任の仕事は、本当にライブの会場だった。 自分の発する言葉によって、子どもたちが反応したり理解したりするのだ。 苦しいこともたくさんあったが、やっぱり最高だった。 一人一人の子どもをリスペクトしてその様子を伺うと、まなざしから、顔色から、…
こんな文字が書かれた黒板。 そう、今日でひとつが終わる。 だから、彼らの新たな出発の日。 幸いによい天気。 暖かい。 式場の体育館も、今日は寒くない…。 彼らは新しい制服に身を包み、前方を見つめて歩く。 胸を張って、 ぎこちなく腕を振って、 用意さ…
今している仕事も、ピークを迎えた。 気を抜けない日々が続いた。 いよいよだ。 天気がよいといいなあ。
この感染症下の世の中では、感染拡大防止のための配慮が非常に重要だ。 去年は、安倍前首相のツルの一声で、2月末に突然全国一斉に学校が休校となってしまった。 だから、3月の卒業シーズンに、たくさんの人から祝ってはもらえない卒業式をせざるを得なく…
これが、なんだか分かりますか? 鉛筆のような形をしているでしょう? これは、紙粘土で鉛筆の形を作って色を塗り、そこにマグネットをくっ付けたもの。 小学2年生が作ったもの。 卒業する6年生のために、一生懸命作って、プレゼントしたものなのです。 そ…
心に幸せをたくさん感じられる人に ご卒業おめでとうございます! 皆さんには、これからの人生で、一人一人が幸せになってほしい、と強く願っています。 皆さんは、幸せとは、どんなことだと思いますか? 例えば、お金持ちになること?有名になること? よく…
埼玉のここでは、地域の防災有線放送が、適宜流れている。 住民の安全安心のための放送が毎日流れている。 今日も、14時30分を過ぎてから、教育委員会からのお知らせが流されていた。 私たち小学生の下校時刻となりました。 いつも見守りありがとうございま…
今朝、連休中にたまった可燃ごみの収集日だったために、収集場所にゴミ袋を持って出しに行って来た。 すると、少し離れたところに、久々の姿を見た。 ランドセルを背負った子どもたちが3,4人集まっていた。 そうか。久しぶりに学校がある日なのだ。 全国を…
完全に退職してから1年以上になるというのに、時々夢を見る。 自分が学級をもち働いている夢。 昔の教え子たちだけでなく、ご丁寧に、今は校長職をしているかつての同僚が登場したりする。 …今、手の届かないところにいるが、そんな夢を見るなんて、現在の…
今日3月24日は、この周辺の小学校の卒業式だった。 しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、在校生も来賓もいない式になったはずだ。 なかなかない、特別な卒業式の日になった。 その寂しさをさらに深くするかのように、今朝は雪が降って少し積もっ…
首相の突然の全国の学校への休校要請。 学校現場や保護者にとって、とんでもなく突飛で対応が大変な措置だった。 木曜の午後に言い出して、翌週の初めからそうせよということは、翌日1日しか時間がないということ。 そんな! まだそれぞれの学年の学習だって…
令和2年2月2日。 2が連なる。 2が連なるといえば、今から30年近く前、受け持っていた5年生の子が書いてきた日記を思い出す。 タイトルは、「2月22日2時22分22秒」であった。 文章が残っているので、載せてみる。 2月22日2時22分22秒…
正月7日が終わる。 テレビを見ていいたら、1日前倒しして、今日から3学期の始業とした学校のニュースが報じられていた。 昨年秋の台風災害の影響で、臨時休業にした学校だったとのこと。 大変だなあと思う。 何が大変かというと、休みが1日減ることではな…
カレンダーで来週の一週間を見ていたら、ああそうか、と気付くことがあった。 去年まであった休みの日がないのだ。 12月23日。 去年まで「天皇誕生日」があったが、令和になった今年は、そうではない。 学校に勤務していたときには、平成になってから12月23…